自分用メモ

必要な機材や具体的な手順などはいくらでも例があるので、ここでは自分のための設定や忘れそうな注意点などをまとめる。

目的は月刊コミック誌のスキャン。紙質が悪くページ数が多いものが対象。カラー白黒混在。

スキャン、後加工ともに手間はかけない方向で。そのためエクセレントの白黒ではなく、スーパーファインのグレー取り込みを中心に進める。

  • 設定

元ファイルは300dpiのPDFで保存する。必要に応じてjpg等に加工。

    • 画質:スーパーファイン
    • カラーモード:カラー または グレー。
    • 継続読み取り:カラーの場合は無効、グレーの場合は有効(カラー原稿を別に読み込んでグレー原稿に挿入するため)
    • オプション:全てOFF
    • 圧縮率:3または2

カラーモードは自動判別でも良いが、モノクロ原稿がほとんどの場合はグレーのほうが手っ取り早い。自動だとグレーでスキャンしてほしい所で白黒tiffになったりする。

  • 雑誌の分解

ヒートガンで雑誌の背中部分を暖め、接着剤を溶かす。1000Wのものなら10秒も暖めると背表紙が剥がせるようになるので、ゆっくりと剥がしていく。表紙、裏表紙を破らないように注意しながら分離する。剥がした表紙、背表紙には接着剤が付いているので無理にScanSnapで取り込まず、フラットベッドスキャナで別途取り込む。またはA3キャリアシートを使う。

  • 雑誌の裁断

接着されている部分は余裕を持って全部切り離す。接着剤が残ってしまうとスキャナの破損、原稿自体の破損に繋がってしまうので、思い切って切断する。大型裁断機の場合、あまり大量に裁断すると裁断面がゆがんでページサイズが変わってしまうので、500枚切断可能とあっても無理せず200枚程度(1〜2cm)に分けて裁断する。

  • スキャン

事前に原稿をばらし、接着剤が残っていないことを確認する。最初にカラーページ含め数枚をテスト読み込みして、ゴミ・接着剤の付着による縦線が発生していないか確認する。

  • スキャン後

ScanSnap Organizerでページ順、抜けなどを確認する。カラーとグレーを別々に読み込んだ場合はここで結合する。

  • ScanSnap意外のスキャナで作成したPDFの処理

表紙を別のスキャナでPDFにした場合、ScanSnap Organizerでの結合が出来ない。ただし内容によっては、PDFファイルのプロパティをScanSnapで取り込んだ文書のように見せかければ編集可能になる。
PDFファイルを PDF InfoMaker で開き、「文書情報」の「作成」を「PFU ScanSnap Organizer 4.1.14」に、「PDF変換」を「Adobe PDF Scan Library 3.2」に変更する。